理事長所信

スローガン 「コミュニケーションが育む 魅力あるまちづくり」

【はじめに】
 戦後日本は経済至上主義を掲げ高度成長時代を突き進み、そのおかげで多くの産業が育ち、大きな経済的繁栄を築くことが出来ました。しかしながら90年代初頭にバブルが崩壊すると経済だけではなく、社会全体が大きく歪みはじめ、自然環境や学校教育なども崩壊し、いまだに問題が解決されずに今に至っているのが現状ではないでしょうか。明るい兆しが見出せない中、社会や地域、そして家庭内までも、閉塞感に包まれ、物質的な豊かさを求めるあまりに、道徳観やルールを無視し、自己中心的な考え方が世の中に蔓延しているように感じます。
 昔は、子供達を注意する怖いおじさんや、このまちの昔話をしてくれるお爺ちゃんやお婆ちゃんが近所にいました。それにより自然と道徳観やマナーを覚え、地域の伝統も継承することが出来たと思います。このようなコミュニケーションを大切にし、人と人がふれあう中で道徳心を学び、他人を思いやる気持ちや地域を大切にする気持ちを育み、みんなが自信をもって「このまちが好きだ」と言える様なまちづくりが必要だと考えます。

【ふれあいを通した魅力あるまちづくり】
 近年、人間関係の希薄化が進み、「今さえよければいい」「自分さえよければいい」といった風潮とともに、地域への関心も薄れているように感じます。本年は統一地方選挙が日本各地で行なわれ、成田市及び近隣市町においても首長選挙や議会議員選挙、そして県政や国政でも選挙が予定されております。これを期に、地域への関心を高められるよう、地域の特性を活かした様々なビジョンを描き、明るい豊かな社会の実現に向けて、若者らしく行動していく事が必要だと考えます。
 また、このまちを想い歴史と文化を創ってきた先人たちの偉業を受け継ぎ、敬意と感謝の念を込めて、それを後世に引き渡していくことが我々の使命であります。地域の未来を担う子供たちに、夢と希望を与えられるよう、人とのふれあいを通し、郷土愛や地域を誇りに想う気持ちが自然と育まれるような、魅力のあるまちづくりを行っていきます。

【ふれあいを通した人材の育成と仲間づくり】
 明るい豊かなまちづくりというJC運動における永遠のテーマの中で、その運動展開の中核となるのは何をさしおいても「人」です。地域を担うリーダーとして様々な研修を通し、多くの人と出会いふれあう中で、自分を知り、相手を思いやり、お互いが尊敬しあえるような心豊かなJayceeとなることで地域の発展に寄与していかねばなりません。
 また、一つの組織を運営する上で、会員数の充実は一つのパワーの源になると考えます。一人よりも二人、二人よりも三人集まったほうが、物事を色々な角度から捉えることが出来るとともに、新たな出会いを創出することで、組織が活性化していくと思います。40歳までという限られた時間の中で、様々な人と出会い、心と心を通わせ、熱い情熱をもって取り組んだ活動により、多くの事を学び自分自身が成長することはもちろんですが、一緒に取り組んだ仲間は一生涯の友になるはずです。この様な素晴らしい機会を与えてくれるのがJCであり、一人でも多くその魅力を伝え、仲間を増やしていきましょう。

【ふれあいを通した青少年健全育成】
 次代を担う青少年が夢と希望に満ち、心豊かにたくましく成長することは皆の願いです。しかしながら、今の子供たちは、人との交流が希薄となり良好な人間関係を形成できず、人とのコミュニケーションが取れなくなってきたように感じます。家族や友人だけではなく、様々な人と交流する機会を増やす事により、他人を思いやる気持ちや、お年寄りを敬い幼い子供を慈しむ様な人間性を育むと同時に、豊かな人間関係の中で成長することで、人とふれあう事の大切さや、人と関わって生きていく力を育成していくことが必要であると考えます。
 
少年期と言うのは人生の中でも重要な期間であり、成長していく上で家族や地域の支援が欠かせない時期でもあります。我々も子供たちと真剣に向き合い、家族や地域と一丸となって、次代を担う心豊かな青少年を育成する為に活動していきます。

 【ふれあいを通した広報活動と組織運営】
 最近は、IT関連のインフラが整い、情報の伝達方法も携帯電話から、メールなどのインターネットが中心となり、生の声で相手に伝えるのではなく、手軽に文章や写真で相手に伝える時代になってきました。しかしながら、便利になった反面、心が通う事無く物事が進んでしまう事に対し、少なからず戸惑いを感じています。今の時代や状況の変化に応じ、運営の方法も変えていく必要がありますが、ただ変えるだけでなく常に心がふれあうような組織運営を心がけると共に、関係諸団体とも連絡等を活発に行い、それぞれの活動が円滑に進むよう連絡調整を行う事が必要だと考えます。
 また、青年会議所活動を対内外に知っていただく為に、迅速かつタイミングよく情報を広めていかなければなりません。こちらからの一方的な情報の発信ではなく、人とのふれあいを通した情報の収集、そして誰に向けた発信なのかをよく精査し、情報を発信する側、受ける側のお互いが正しい情報を共有できるよう、またメンバーの参加意識向上につながるよう積極的に広くアピールしていきます。

 【おわりに】
 青年会議所に入会し感じ続けている事は、とにかくメンバー同士の繋がりが深く、熱く、濃い事。
 それは、人とのふれあいを通した様々な活動の中で、仲間達と共に汗を流し、悩み、時にはぶつかり、それでも助け合ってひとつの目的を成し遂げた時の充実感、達成感を知っているからだと思います。このような活動の輪を地域にも広め、魅力あるまちづくりを目指し、共に頑張っていきましょう。