理事長所信President Message

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スローガン:「協 和」

理事長 村島弘和

第48代理事長 村島 弘和

【はじめに】

私は成田青年会議所に入会して今年で8年目を迎え、これまでの活動の中で、その年ごとに様々なことを学びました。平成26年の関東地区大会主管をはじめ、千葉ブロック協議会会長の輩出、続いて関東地区協議会会長の輩出、日本青年会議所出向など、様々な経験を得ることができました。その中で会員同士の繋がりや自分が担う役目に対し責任を持つことの重要性を知り、また次年度には違う役職を担いたいという気持ちが芽生えました。

そして、「成田青年会議所であれば地域を明るくできる」と周囲から信頼される団体としての自覚を強く持つようになったのです。毎年卒業生を輩出していく中で、会員一人ひとりが自らの役目を今一度見つめ直し、互いに切磋琢磨することが必要であると考えます。

様々なコミュニケーションツールがある現代社会において、文字だけを見て相手の気持ちを理解することは困難です。良好な人間関係を構築するためには、人と人との会話を大切にし、互いの考えや気持ちを理解することが欠かせません。地域の方々の声や考えを正しく聞き取り、活動・行動に移していくことも重要です。

また、十人十色の会員がいる中で、互いの考えを知り理解することで参画することが楽しくなり、団結力が生まれ、成田青年会議所がひとつになります。ひとつになって初めてその存在意義や活動が伝わり、同じ目的に向かって行動していくことができるのです。会員同士の繋がりをもとに、委員会運営を充実させていくことで、質の高い例会・事業を構築していきます。

しかし、時には迷い立ち止まることもあるかと思います。その時には色々な方に相談し、協力を仰ぐことで前に進んでいきたいと考えます。繋がりを大切にしながら、我々は地域の課題を解決し、「明るい豊かな社会」の実現に向け、自らが楽しみつつ、積極的に行動します。


【未来を担う青少年を育てる】

少年の翼事業は毎年団員募集の定員を大きく超える応募があり、地域からのニーズが高い反面、会員の費やす時間や作業等が大きいことも事実です。本年は過去の経験を参考にし、全ての会員が携わることのできる事業に進化させつつ、地域社会に合わせた内容を構築します。

これまでの経験値を活かし、研修を通して得ることのできる「人と人との繋がり」や「絆」等を伝えることによって、参加する子供たちを地域の将来を背負って立つことのできるリーダーへと成長させます。

子供たちを導くリーダーとなる人には、今後人生の岐路に立った時、正しい道を判断できる人間へと成長できる機会を提供します。また、リーダーを導くスタッフには、子供たちとリーダーが成長する過程の中で、指導者としての自覚を持ち、青年会議所活動に対しての熱意と情熱を養える機会とします。

青少年の成長において、他人の気持ちを理解する事や生きていく上であらゆる選択を正しく判断できるために視野を広げていく等、様々な経験から学びを得て、心の経験値を養うことが大切な事です。本年『わんぱく相撲成田場所』を開催し、日本の武芸である「相撲」を通して、勝負の厳しさや礼儀礼節、人と人との繋がりの大切さを伝えることによって、青少年の健全な成長に繋げます。


【未来を見つめるまちづくり】

我々の住まう地域に要在する成田国際空港は、昨年開港40周年を迎え『成田空港に関する四者協議会』を経て、第3滑走路の増設をはじめとする更なる機能強化を実施するという合意がなされました。2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されることにより、さらに成田国際空港を利用、活用する人が増加していくことが予想されます。

しかし、成田国際空港を中心とする我々の活動エリアにおいては様々な課題があります。我々会員が課題を抽出し、この地に住まう人たちとともに、この課題に対してどのように向き合っていくのか、そしてそれを解決する方法を見つけ出していきます。

この機会を捉え、社会の発展のために我々は地域と互いに会話をして、一致団結して取り組んでいきます。


【魅力を伝える会員増強】

会員の拡大にはまず会員同士の繋がりと、会員個人のスキルアップや知識の強化が必要です。会員の繋がりが強くなれば、多くの情報を会員同士で共有することができ、新入会員の発掘にも繋がります。そして、様々な団体がある中で、「青年会議所でしかできない」と思っていただくためには、その魅力を考え、伝えることのできる会員を増やしていかなければなりません。40歳で卒業する青年会議所だからこそ次の年へ、熱意と情熱を持った青年たちで組織を引き継ぎ、魅力をより多くの人に伝え、会員の拡大を行います。


【確かな組織運営】

組織運営は土台がしっかりとして安定していることが一番であると考えます。その中で、毎年多くの卒業生、新入会員が存在し、組織図が変わる青年会議所においては、運営上難しい面も多くあります。しかし、各種会議の設営や事務的な作業は毎年のものであり、確実に遂行し、次の年へ確実に引き継いでいかなければなりません。また、外部との情報交換や収集を行い会員へ丁寧に発信すること。情報が伝わっているか、内容を理解しているかを確認し、各種行事の参加率を高めることが必要です。さらに、成田青年会議所の活動や内容を外部へ発信し、より多くの方々に成田青年会議所を「知る」機会を広げていきます。

組織の基礎をしっかりと固め、様々な情報を収集、発信していくことで、確かな組織運営を目指します。


【拡大中期目標】

80名で挑む、最高の50周年