理事長所信President Message

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スローガン:「一体感」

理事長 宮田兼太郎

第51代理事長 宮田兼太郎

【はじめに】

青年会議所は「意識変革団体」、「人づくり・まちづくり団体」と言われています。私は入会からの9年間で多くの経験を青年会議所活動・運動を通し得る事ができました。まずは、入会翌年には研修委員会委員長の職を拝命し、入会する前には考えることもなかった考え方に苦戦しながらも、自己研鑽をする経験をし、そして、2019年には千葉ブロック協議会のブロック大会委員会委員長を務め、多種多様な価値観に触れ、真剣に議論し、運動を作る経験をし、さらに、友好JCである一般社団法人原町青年会議所の皆様と共に支え合い、切磋琢磨し、お互いに成長できる経験をしました。その全てで得た経験が私の宝になりました。この宝を十二分に生かし愛する地域NARITAに対し、メンバーと一体感を持ち青年会議所活動・運動をしていきたいと考えています。

我々の活動地域であるNARITAは、成田山新勝寺を中心とした門前町があり、成田国際空港の機能強化により更なる発展が期待できる地域です。また四季を通してお祭りなどの様々なイベントを行い、日本の玄関として県内外問わず地域住民が集まり盛り上がりのある地域でもあります。そして現在は、社会情勢や生活環境の変化により経済状況も変わり、地域住民の意識も人と触れ合わない生活様式へと変化しております。未来を担う子どもたちは様々な行事が自粛される中で、学校や家庭以外で学ぶ機会が減っております。また、企業もこれまでの運営方法では困難なことが多くなってきました。そのような現状の中でもメンバー一人ひとりが自己研鑽をし、多種多様な価値観をアイディアに変え、皆で真剣に行動することで、新たなNARITAの創造をしていかなければなりません。

我々が愛するNARITAの未来を本気で考え、一体感を持ち行動していくことで地域に価値が生まれます。その中でメンバー一人ひとりが自己成長する機会を得ることで好循環を生み、地域に持続的に影響を与え続けていく団体になれるのです。私はそう信じております。


【国際交流による青少年健全育成】

近成田国際空港の機能強化により、今後、NARITAには訪日外国人や外国人労働者やその家族が増えていくと考えられます。彼らとつながりを持つためには、柔軟なコミュニケーション能力が必要不可欠です。そこで本年は未来を担う子どもたちへ国や言語に捉われない育成の機会を提供していきます。

昨今の社会情勢や生活環境の変化により未来を担う子ども達の笑顔は、以前よりも減っているように感じられます。そこで、我々が長きにわたり行ってきた国際交流事業による青少年健全育成を今一度考え、関係諸団体との架け橋となることで、国際都市NARITAだからこそできる将来の可能性を育む機会を構築するとともに子ども達の笑顔を創ってまいります。


【新たな価値によるまちの創造】

我々が住み暮らすまちは、地域資源の集合体であります。地域住民が地域社会をより良くするために真剣に取り組み、後世に継承してきたからこそ今のNARITAがあります。しかし、昨今の社会情勢や生活環境の変化により経済状況に影響が出ております。

そこで、今一度、地域資源を見つめ直し、新たな目線で考えることが必要です。この様々な変化をチャンスと捉え、今一度地域資源を新しい目線で見つめ直し、成田青年会議所らしく郷土愛を大切にして、真摯に挑戦をしてまいります。そして文化、芸能、スポーツ等を通し、新たな価値をNARITAにもたらします。


【魅力を伝える会員研修】

我々青年会議所は明るい豊かな社会の実現にむけて、課題を抽出し、目的を達成するための手法を考え青年会議所活動・運動を展開しています。地域をより良く発展をさせるためには、どんな変化にも対応ができる考え方を身につける必要があります。

そして、青年会議所をさらに魅力ある活発な団体にするためには、メンバー一人ひとりが青年会議所の活動・運動だけではなく理念等を正しく理解し、学ぶ機会が必要です。

また明るい豊かな社会の実現にむけて、メンバーが切磋琢磨し、青年会議所運動の魅力を伝え、次世代人材育成の機会につなげていきます。


【出会いによる会員拡大】

成田青年会議所の設立以来、どの時代も常に行われているのが会員拡大です。会員同士の交流の機会を増やすことは会員拡大において必要不可欠であると考えます。

昨今はメンバーの減少が続いていますが、拡大に関する情報を共有し、メンバーが一体感をもって協力し合うことで新たな人材を発掘してまいりましょう。

継続的な会員の増加は運動の幅を広げるだけではなく、さらに多くの仲間をつくることができます。出会いの機会により会員拡大を成功させます。

【揺るがない組織運営】

成田青年会議所の組織運営をする上で大切なことは、庶務業務をはじめ、各種会議の設営や外部からの情報をメンバーに発信するなど定款諸規則に沿って時代の変化にも揺るがない青年会議所活動・運動ができる軸を持つことです。

昨今の社会情勢や生活様式の変化により、メンバーの活動・運動の方法や価値観に変化が生じているのが現状です。この組織を未来につなげていくためには時代に即した変化に対応し方法を考え、より良い組織運営を行っていくことが必要です。

そして、関係諸団体だけではなくNARITAの地域住民の方々へ青年会議所運動を効果的に周知していきます。


【むすびに】

人はつい自分の限界値を手前に決めてしまいがちですが、仲間と共に本気で取り組むとその先の可能性を見ることもできます。時には困難な壁にぶち当たることもあるでしょう。それでも仲間がいればその壁も越えることができます。そして、その過程で得られる経験はかけがえのないものになるはずです。青年会議所は40歳までの限られた時間しかありません。創立51年目もメンバー全員で一体感を持ち、未来に向けて新たな一歩を踏み出しましょう。1年間どうぞよろしくお願いします。