理事長所信

HOME > 基本資料 > 理事長所信

スローガン:「イメージの共有」

理事長 小泉 英樹

成田青年会議所は1972年にこのまちの明るい豊かな社会の実現に向けて立ち上がり、今日まで43年という長い歴史の中その時代時代に応じた様々な運動、活動を展開してまいりました。


昨年は、原町青年会議所との友好JC締結や、成田青年会議所として31年ぶりとなる関東地区大会を主管させて頂き大きな飛躍の年となりました。その第62回関東地区大会千葉・NARITA大会では先輩諸兄をはじめ各関係諸団体と各地青年会議所会員の皆様のご協力のもと成田の魅力を関東中へ伝える機会を頂けました事、そして大きな学びの場となった事、心より感謝申し上げます。

2009年に成田青年会議所に入会させて頂いた私は、これまで実に多くの方と例会・事業を通じて様々な経験を積み、いつしか「まちづくり」というものを常に考えるようになっていました。中でも国内外の多くの方にこのまちの魅力を感じてもらえるよう行った「ゲームサマーフェスティバル」や、30年間青少年健全育成を行ってきた「少年の翼事業」は、物心ついた時からそこに在ったが故に気付かず、そして考える事もしなかったNARITAの魅力と、潜在力を知る大きなきっかけとなりました。


2015年度は、魅力と潜在力を兼ね備える、この素晴らしいNARITAをより良い形で次世代に繋げられるよう、イメージを共有し、青年会議所運動、活動を展開してまいります。

NARITAのより良い未来を多くの仲間と想像し、そこから生まれる種が1つひとつの例会・事業を通じてNARITAに植わり、次世代に繋ぐ国際都市NARITAの創造がいつか必ず実ると確信します。

人が環境となる少年の翼事業

私が成田青年会議所への入会のきっかけとなった少年の翼事業は、1985年に始まり、研修先を北海道から中国の咸陽、そして近年では英語圏へ移しながら今年で31回目を迎えます。これまで30年間という期間積み上げてきたノウハウを継承し、成田市との国際友好都市を繋ぐ民間使節団としての役割を担ってまいります。そして、人が環境となるしっかりとした人的環境を整え、これからのNARITAを創造する青少年達の育成を行う事業を展開してまいります。

地域と育む道徳心

我々の「明るい豊かな社会」を目指す運動の先にいるのはこのまちの未来を担ってゆく子供達です。

子供達が健やかに成長するため、我々が子供の抱える問題に向き合い、夢や希望を持つ事の大切さを伝えてまいります。子供達が夢や希望を持つ事により目の前の困難に立ち向かう力になり、その先の更なる成長に繋げる事ができるからです。

また、地域とともに、目標を持って何かに挑戦する事の大切さ、礼儀礼節や相手に対する思いやりの気持ちを子供達と育くむ事で、我々の自己の成長にも繋げてまいります。

魅力を伝える会員研修

40歳で卒業を迎え毎年新しい仲間を迎え入れる我々は、会員の新陳代謝が早く、JC運動、活動を展開する上で必要な知識を得る学びの機会は一定の周期で設ける必要があると考えます。

明るい豊かな社会を目指す我々は、オピニオンリーダーとして自覚を持ち、市民の先頭に立って運動を展開していかねばなりません。その為に自らを鍛え、信念を持ち、人の為につくすことのできる会員の資質向上に繋がる会員研修が必要です。

そして、入会歴の浅い会員が中心となり、青年会議所は「明るい豊かな社会」に向けて様々な事に挑戦できる、魅力ある組織であるという事を伝えてまいります。

空港を核としたまちづくり

これまでの成田の発展に大きく寄与してきた成田国際空港は、このまちになくてはならないもの、そして国益に繋がる日本の玄関口です。

近年、羽田空港の再国際化やオープンスカイという大きな時代の流れがあり、これまで我々も様々な角度から成田国際空港の利便性の向上や機能拡充について考えてまいりました。2015年は成田国際空港がノンストップゲート化され、LCCの専用ターミナルが完成します。それら利便性の向上や機能拡充といった今の成田国際空港の現状を国内外に広く伝え、成田国際空港を中心としたまちづくりに繋がる事業を展開してまいります。

門前町を核としたまちづくり

大本山成田山新勝寺を有する日本有数の門前町成田。我々はこの古き良き伝統、歴史、文化を次世代に繋げていかなければなりません。

その中で、まちづくりの各方面で活躍されている諸先輩方を輩出し、多くの関係諸団体と繋がりを持っている成田青年会議所は、様々な組織と深く連携し英知を集結する事が可能です。

今、成田駅前再開発事業とセットバック事業により、表参道の景観がここ数年で大きく変わってまいりましたが、その中で大本山成田山新勝寺を中心とした門前町がこの先どのような姿であるべきなのか、新しい発想で未来に繋がる門前町を創造してまいります。

心繋げる会員拡大

会員拡大は青年会議所最大の活動です。会員数の増加は我々の活動と運動の可能性を大きく広げ、その数は我々自身でしか大きくする事はできません。

青年会議所は自己成長ができる素晴らしい場であり、学んだ事を社業や地域活動・地域活性化に繋げる事が出来ます。この魅力を多くの青年に発信し、昨年の流れを決して止める事のないよう20名の会員拡大を目指します。そして、新入会員へのフォローを常に行いながら、会員相互の連携を今以上に深められるよう、イメージの共有を図れる場を設けてまいります。

大きな成果を生む組織運営

青年会議所の根幹は委員会活動にあります。一年間、各委員会がしっかりとした活動を行えるよう、側面より委員会運営をサポートし、各委員会が描くイメージをいち早く共有し、迅速かつ効果的な情報発信を積極的に行ってまいります。

また、委員会同士の横の連携を密に行える仕組みを構築し様々な動員に繋げるほか、組織内の見える化を進め、会員が欲する情報をより明確に伝え、組織全体の円滑な運営を行ってまいります。